日本に住む人の92パーセントがインターネットに接続しています。毎年訪れる2百万人の観光客を加えると、世界で最もつながった国の一つになります。このことが、日本をVPNのホットゾーンにしています。人々は、オンラインで自身のプライバシーを保護し、より自由を得る方法を求めています。

検閲は日本ではあまり大きな問題ではありません。しかし、日米同盟と、それがアクセスする高いレベルの監視技術とが、オンライン監視のリスクを高めています。結果的に日本向けのVPNは必須です。

このガイドでは、地域ロックを迂回し、ISPまたは政府による追跡の恐れなくインターネット使用できるようにする安全なVPNをおすすめします。日本でVPNを使うことで、仕事、学校、あるいは公共Wi-Fiにかかわらず地域のネットワーク制限を迂回することもできます。

以下のクイックリストを使って日本向けのおすすめのVPNをご覧になるか、下にスクロールして詳細な概要をご覧ください。

当社が考える日本向けのベストなVPNはこちら

  • NordVPN:日本でのNo.1のおすすめです。セキュリティとプライバシーに妥協することなく、ほとんどのストリーミングコンテンツを快適な速度でブロック解除します。30日間の返金保証あり。
  • Surfshark:セキュリティを重視したお手頃料金のプロバイダーで、接続ログを残さないポリシー、快適な速度、優れたブロック解除機能を備えています。
  • ExpressVPN:非常に高速なサーバーで、ほとんどの地域限定コンテンツを簡単にブロック解除できます。幅広いオンラインセキュリティおよびプライバシー機能を備えています。
  • CyberGhost:初心者に最適で、強力なセキュリティと十分なストリーミング速度を備えており、ユーザーフレンドリーです。
  • IPVanish:優れた速度と強力なセキュリティを備えた、トレントに適したVPN。Kodiユーザーに人気です。
  • VyprVPN:強力なセキュリティと使いやすさを特徴とするほか、Netflix USのブロックを解除できます。素晴らしいパフォーマンスですが、料金は高めです。
  • Hotspot Shield:優れたブロック解除機能と幅広いオンラインセキュリティ機能を備えた、高速かつトレントに適したプロバイダーです。

日本向けのベストなVPN

当社では、以下のような観点からVPNを選定しています。

隠れた利用条件はありません。NordVPNが合わないと判断した場合は、30日以内にサポートに連絡すれば、全額返金されます。NordVPNのトライアルはこちらから。

  • 速度とサービスの信頼性
  • 強力な暗号化パラメーター
  • 使用状況のログが残らない
  • NetflixやHuluなど、地域限定コンテンツを簡単にブロック解除できる
  • 日本国内のサーバー拠点
  • AndroidとiOS向けのアプリ
  • 他のVPNと比較して平均以上の速度を達成している

この記事の後半では、当社でVPNをテスト、推奨している方法について、詳細情報を掲載しています。上記の基準に基づき、日本向けのベストなVPNのリストを作成しました。

1. NordVPN

                    Jan 2023                    

Japanに最適Tested Jan 2023

Apps Available:

  • PC
  • Mac
  • IOS
  • Android
  • Linux
  • Background
  • FireTV

ウェブサイト: www.NordVPN.com

Money-back guarantee: 30 DAYS

NordVPNは、ユーザーのセッション、トラフィック、タイムスタンプなどのデータを一切保持しない、完全なゼロログポリシーを採用しています。当局は過去に何度も情報提供要請をして取り締まろうとしましたが、このゼロログポリシーのため、同社はその要請に応えること自体できません。また、Nord社のサーバーが捜索されたこともありましたが、違法となるようなデータは保存されておらず、当局の試みはかわされました。

59ヶ国で5400台以上のサーバーを運用しているため、あらゆるオンライン活動に対応できる手堅い選択肢となっています。そのうち80台以上のサーバーが日本国内にあるため、簡単に最適な接続を見つけることができます。

また、アンチDDoS、ビデオストリーミングネットワーク、ダブルVPN、Tor over VPN、専用IPに最適化されたサーバーもあり、動画ストリーミング、強力な暗号化、厳格なプライバシーの実現に理想的です。また、NetflixのVPNブロックを簡単に回避できるほか、HuluやBBC iPlayerのコンテンツを解除することもできます。トレントもサポートしています。

NordVPNサーバーは、既定で256ビットのAESプロトコルでインターネットトラフィックを暗号化し、2,048ビットのSSLキーを使用します。DNS漏洩対策が有効になっています。1件のサブスクリプションで6台のデバイスがアクセスでき、Windows、Linux、macOS、iOS、Androidに対応しています。

日本向けのベストなVPN:NordVPNは当社のトップチョイスです。Netflixをはじめとするほとんどの動画配信サービスに対応し、日本を含む広範囲のサーバーを備えたオールラウンダーなオプションです。オンラインでのプライバシーとセキュリティの信頼性は抜群です。リスクのない30日間の返金保証付き。

メリット:

  • 日本国内の80台を含む5400台以上のサーバーを運用
  • 当社がテストした中で最速級のVPN
  • ジオロックされた様々なサイトのブロックを簡単に解除可能
  • 安全に暗号化された接続をコンスタントに提供
  • 6台のデバイスを同時に接続可能
  • 24時間体制のチャットサポート

デメリット:

  • サーバーロケーションの自動選択は全ての用途に最適とは限らない

Our score:

完全レビューはこちら:NordVPN

2. Surfshark

日本に最適Tested Jan 2023

  • PC
  • Mac
  • IOS
  • Android
  • Linux

ウェブサイト: www.Surfshark.com

Surfsharkは個人を特定できるような情報を一切保存しませんが、さらに匿名性を高めたい場合は、ビットコイン、イーサリアム、リップルでの支払いが可能です。また、256ビットの暗号化、DNS・IPv6・WebRTCの漏洩に対する保護、キルスイッチのほか、国単位のインターネットブロックを回避できるNoBorders機能も搭載しています。

60ヶ国以上に約1,000台のサーバーを設置しており、Netflix US、Hulu、テレビ東京など、幅広いオンラインサービスに安全にアクセスできます。Surfsharkの高速な接続は、高画質でもラグのないストリーミングに最適で、全てのサーバーで無制限のトレントも可能にしています。さらに、接続制限がないので、お持ちのどのデバイスでも視聴できます。

Surfsharkのアプリは、iOS、Android、Windows、macOS、Linuxに対応しています。手動で構成してインターネットルーターで使用することも可能です。

最高の廉価VPN:お手頃なSurfsharkでストリーミングして、世界のどこにいても、お気に入りの番組を楽しむことができます。満足の行くダウンロード速度で、セキュリティを重視しており、30日間の返金保証付きのため、日本国内にいるどんな人にとっても最適な選択肢です。

  • デバイスの接続数は無制限

  • ログ保存なし

  • 多くの大手ストリーミングサービスのブロックを解除

  • 基本的に高速

  • セキュリティに強い

  • サーバー速度にむらがある

  • ネットワークが小規模

完全レビューはこちら:Surfshark

3. ExpressVPN

ウェブサイト: www.ExpressVPN.com

ExpressVPNは、その頼もしい速度とユーザーファーストのアプローチにより、当社が選ぶトップVPNサービスリストの上位にランクインしています。すっきりとしたシンプルかつミニマルなデザインで、94ヶ国に散らばる3,000台以上のサーバーへの接続も迅速かつ効率的に行うことができます。日本にもサーバーがあり、日本在住者が海外に行く際に最適ですが、具体的に何台かは明示されていません。

トラフィックログは保存されませんが、接続した日付(時刻ではない)、サーバーロケーションの選択、使用した総帯域幅に関するメタデータを保持します。ユーザーの個別のIPアドレスは保存されないので、問題はありません。それでもまだ不安な方は、匿名で登録することができます。捨てメールアカウントを使用し、ビットコインで支払いを行えば、活動内容を追跡・特定されることはありません。

軍用レベルの暗号化プロトコルには、堅牢な256ビットのAES-CBCを採用し、HMAC認証と完全な前方秘匿性を利用しています。インターネットキルスイッチは、接続が予期せず切断された場合、全てのウェブトラフィックを一時的に停止します。したがって、アクセスのしやすさ、プライバシー、優れたセキュリティ基準については、料金に見合ったクオリティが期待できます。

AndroidやiOS用のアプリはもちろん、Linux、Windows、MacOSなどのデスクトップにも対応しています。

プライバシー重視のVPN:ExpressVPNは日本での頼もしいオプションです。高速接続を実現するために最適化された広大なサーバーネットワークを有しています。プライバシーとセキュリティの面で、他の追随を許しません。ストリーミングに最適です。30日間の返金保証も付いています。

  • 一度に接続可能なデバイスは5台まで

詳細なレビューはこちら:ExpressVPN

4. CyberGhost

ウェブサイト: www.Cyberghost.com

Money-back guarantee: 45 DAYS

ルーマニアに拠点を置くCyberGhostは、ユーザーのログやデータを一切保存しません。これは、いかなるデータ保持も課さないルーマニアの法律に準拠しています。

世界90ヶ国以上に7,400台以上のサーバーがあり、日本にも50台以上のサーバーがあるため、ローカルコンテンツへのアクセスに問題はないでしょう。アプリはAndroid、Linux、iOSのいずれにも対応しており、デスクトップもWindowsとMacOSに対応しています。

CyberGhostは、OpenVPNプロトコルに256ビットの AES暗号を使用し、2,048ビットのRSAキーとMD5 HMAC認証を既定で使用しています。また、インターネットキルスイッチも搭載しており、予期せず接続が切断された場合にウェブトラフィックを停止します。

初心者でも簡単:CyberGhostはシンプルな設定で、日本で問題なく動作します。高速で信頼性の高い接続と使いやすいインターフェイスをお探しの方におすすめの選択肢です。45日間の返金保証付きです。

  • 日本国内のサーバー拠点が充実しているため、海外滞在中にコンテンツのブロックを解除したい際に最適

  • コストパフォーマンス抜群のプロバイダー

  • 最小限の構成でOK

  • セキュリティが強固で、ユーザーのアクティビティログを保存しない

  • 中国やアラブ首長国連邦では安定した動作が期待できない

  • カスタマイズ可能な機能が少ない

完全レビューはこちら:CyberGhost

5. IPVanish

ウェブサイト: www.IPVanish.com

IPVanishがユーザの詳細情報を保存するのは、アカウントが初めて登録されたときだけです。その後、全てのブラウジングセッションとサーバーの選択が秘匿されます。OpenVPNプロトコル上での246ビットの暗号化がデフォルトで、SHA512認証、完全な前方秘匿性を持つDHE-RSA 2,048キー交換を採用しています。

また、インターネットキルスイッチを搭載しているため、予期せず接続が切断された場合には、お使いのデバイスを行き来する全てのトラフィックを一時的に遮断します。スピードとセキュリティを実現するために最適化されたサーバーは、50ヶ国以上に1800台以上あり、日本には20台設置されています。

IPVanishはNetflix USのコンテンツにアクセスできますが、Huluには対応しておらず、BBC iPlayerにはお勧めできません。iOSとAndroidの両方に対応したアプリがあり、WindowsとMacOSのデスクトップにも対応しています。

また、IPVanishは全てのサーバーでトレントを許可しており、非常に厳しいトレント規制が施行されている日本では理想的な選択といえるでしょう(詳細は後述)。その高速性とダウンタイムの少なさから、IPVanishはKodiとの相性も非常に良好です。

全てのデバイスを保護:IPVanishは大規模なサーバーネットワークを持っており、複数の接続に対応します。使いやすく、高水準のインターネットプライバシーを求めるユーザーに選ばれています。競合他社ほど多くのストリーミングサービスのブロックを解除することはできません。30日間の返金保証付き。

  • 日本国内で20台の高速サーバーを運用しており、地域限定コンテンツのブロック解除に最適

  • テストでは高品質なストリームを確認済み

  • トレント可能で、インターネットのトラフィックログを保存しない

  • デバイスの接続台数が無制限

  • 中国ではアプリが動作しない模様

  • カスタマーサポートが若干遅い場合がある

当社による完全レビューはこちら。IPVanish

6. VyprVPN

ウェブサイト: www.VyprVPN.com

VyprVPNは自社のログポリシーについてかなり透明性が高く、「ユーザーのソースIPアドレス、ユーザーが使用したVyprVPNのIPアドレス、接続開始と停止の時間、使用された総バイト数」を保存すると表明しています。

しかし、データは30日間のみ保持し、請求やトラブルシューティングなどの目的で使用することを強調しています。なお、トラフィックの詳細や通信内容を記録することはないとのことです。

こうした若干の懸念はあるものの、VyprVPNは、コンテンツの制限回避に関しては非常に有能であり、中国のグレートファイアウォールを簡単に回避できる数少ないVPNサービスの1つです。

同社はデータセンター全体を所有・管理しているため、接続のスピードと安定性に重点を置いています。トラフィックは、OpenVPNプロトコル、256ビットAES暗号化、完全な前方秘匿性を持たない2,048ビットRSAキー、SHA256認証によって保護されています。また、インターネットキルスイッチを搭載しており、予期せず接続が切断された場合でも、接続の安全性が保たれます。

プレミアムバージョンのパッケージでは、OpenVPNのメタデータをスクランブルしてDPI(ディープパケットインスペクション)による認識を阻止するChameleon™プロトコルへのアクセスが可能です。

700台以上のサーバーがあり、日本とその他アジア地域での選択肢が充実しています。アプリは、AndroidとiOSの両方に対応しているほか、WindowsとMacOSのデスクトップにも対応しています。トレントを許可しておらず、過去にトレントを試みたアカウントを停止したことがあります。ただし、Netflix、Hulu、BBC iPlayerのコンテンツにアクセスすることはできます。

使いやすい:VyprVPNはユーザーフレンドリーです。手堅いチョイスと言えるでしょう。ログを保存せず、抜群のVPNセキュリティを提供し、ほとんどのストリーミングサービスのブロックを解除します。他のいくつかのサービスよりも割高です。30日間の返金保証付き。

  • 日本国内でサーバー拠点を運用

  • Netflixの各リージョンのライブラリをブロック解除

  • 暗号化された安全な接続を提供

  • リスト上位の競合他社と比べて速度が若干落ちる

  • 分かりづらい可能性のある2段階の料金体系

  • 暗号通貨での支払いは不可

完全レビューはこちら:VyprVPN

7. Hotspot Shield

ウェブサイト: www.Hotspotshield.com

                    編集注:Hotspot ShieldはComparitechの親会社であるPangoによって所有されています。 

Hotspot Shieldは一部の集計ログを残しますが、ユーザーのセッションが終了すると個人を特定できる情報はすべて削除します。256ビットの暗号化、DNS・IPv6の漏洩に対する保護、接続が切断された際に無防備な状態での閲覧を防ぐキルスイッチなど、広範で高度なセキュリティ機能を搭載しています。また、自動Wi-Fi保護機能やスプリットトンネル機能も装備しています。

日本を含む世界80ヶ国以上で約1,800台のサーバーを運用しています。速度や帯域幅を一切制限しないので、トレントやストリーミングに最適です。さらに、Hotspot Shieldは、海外でNetflix USやテレビ東京、BBC iPlayerなどのプラットフォームに安全にアクセスできるので、視聴できるコンテンツにはほとんど制約がありません。

Hotspot Shieldのアプリは、Windows、MacOS、Android、iOSに対応しています。

高速でセキュリティにも配慮:Hotspot Shieldは、高速接続 の提供に加え、強力なオンラインセキュリティ機能を装備しており、さらに海外から人気のストリーミングサービスにアクセスできます。そのうえ、45日間の返金保証がついています。

  • 強力なセキュリティ証明書

  • 安定した高速通信

  • 海外の主要なストリーミングプラットフォームのブロック解除が可能

  • 過去にプライバシーの問題あり

  • Linuxデバイスにはインストールできない

完全レビューはこちら:Hotspot Shield

日本向けVPN – テスト方法

市場には何百ものVPNが存在しますが、全てが同様の機能を持つわけではありません。その多くは、ストリーミングのようなタスクを行うには速度が遅すぎます。また、オンラインでのプライバシーを守るために必要なセキュリティ機能を備えていないものもあります。そのため、信頼できるVPNを選ぶのは難しく、ユーザーはお金の無駄遣いという不満を抱いて終わることがよくあります。

こうした失敗を防ぐために、当社ではVPNを徹底的にテストし、基準を満たしていることを確認しています。当社のVPNレビュアーは、慎重に考案された科学的なテスト手法を使用します。詳細はリンク先でご覧いただけますが、このリストの作成に当たって重視した機能を以下にまとめました。

  • 日本国内にサーバーがあること。日本にいる際や海外旅行に行く際、日本限定のサービスやプラットフォームにアクセスする必要が出てくるかもしれません。日本のサーバーを持つVPNは、日本のローカルサービスを利用する際にも、追跡や監視を防ぐことができます。
  • グローバルなサーバーネットワークであること。Netflix USやイギリスのBBC iPlayerなど、国際的なサービスを利用したい場合は、サーバーの選択肢が豊富なVPNが役立ちます。興味のあるコンテンツにいつでもアクセスできるように、大規模なグローバルサーバーネットワークを持つVPNをお勧めします。
  • ノーログポリシー。このポリシーが採用されていれば、VPNが接続中のユーザーの行動を追跡したり、情報を収集したりすることはありません。これは、VPNがユーザーのデータを使用していないことを意味し、ユーザーのブラウジング習慣を政府当局と共有せざるをえない状況を避けられるという点で重要です。
  • 強力な暗号化。VPNの実力=暗号化実装の強力さです。残念ながら、全てのVPNが現存する最高基準のVPNプロトコルを実装しているわけではありません。ユーザーの安全を確保するため、日本向けのVPNは、信頼できる暗号化機能を持つもののみを推奨しています。
  • 高度なVPN機能。市場を牽引するVPNプロバイダーは、便利な機能を備えたあらゆるプラットフォーム用のアプリを提供することで、コストパフォーマンスと万能性を提供しています。DNS漏洩防止、キルスイッチ、難読化、さらにはスマートDNS、ダブルホップ接続、スプリットトンネリングなどの高度な機能を備えたサービスをお勧めします。
  • 有能なカスタマーケア。VPNに問い合わせてサポートを得られることは重要なポイントです。そのため、日時を問わず連絡が可能なライブチャットやメールサポートがあるVPNをお勧めしています。

無料のVPNオプション

VPNの無料版を選択することも可能です。こうしたサービスはインターネット上で盛んに宣伝されていますので、GoogleやBing、DuckDuckGoなどで少し調べてみると良いでしょう。

しかし、これには問題があります。無料のVPN製品は、サーバーの場所、暗号化の基準、速度と安定性、帯域幅の上限などに大きな制限があります。お金を払って利用しているわけではないので、ブロックされたウェブサイトやストリーミングサービスにアクセスできるようなワールドクラスのサービスは期待できません。

一方で、このような企業も、サーバースペースや技術陣、諸経費を支払うために収益を上げる必要があります。こうした企業は、ユーザーの閲覧履歴を積極的に追跡したり、Cookieを挿入したり、ユーザーデータを第三者の広告主に売却しようとしたりします。

また、不快な広告や厄介なポップアップウィンドウが大量に表示されることも多いです。また、マルウェアが潜んでいる可能性もあり、さらなる頭痛の種となっています。タダより高いものはないという良い見本です。

日本でのトレントは合法?

日本には世界的にも厳しい著作権法があります。違反者には罰金1,000万円、2年の懲役刑という非常に厳しい罰則が科されます。

RedditやQuoraのフォーラムでは、トレントをダウンロードしても法的闘争に発展することはないと語られていますが、そうしたファイルをアップロード/シードしているところを発見されると、間違いなく逮捕される可能性があります。

2013年には、著作権者の明示的な許可なくマンガやゲーム、アニメ、音楽ビデオなどをアップロードしていたとして、27人が逮捕されました。

トレントのダウンロードが日本でウェブを閲覧する目的である場合は、P2Pファイル共有におすすめのVPNガイドを読むことをお勧めします。

日本のインターネットの未来は?

フリーダムハウスは、日本のインターネットは「自由」であると評価しており、ソーシャルメディアのアプリやコンテンツへのアクセス制限、人気ブロガーへの締め付けなどはないとしています。これは、あらゆる形態の言論を保護し、検閲を禁止している日本国憲法に下支えされています。

しかし、国家安全保障上の懸念から、国レベルでの見直しが行われることになるかもしれません。2013年、日本では「特定秘密の保護に関する法律」が成立しました。この法律では、意図や内容にかかわらず、国家機密の漏洩や出版を犯罪として扱っています。フリーダムハウスは、これがジャーナリスト、内部告発者、民間社会監視機関に影響を与える可能性があると指摘しています。

国連人権委員会は、秘密事項の正確な制限の定義において、この法律が曖昧で広い範囲に及んでいると同意しています。これらのパラメーターに違反したと判断された者は、重い刑事罰の対象となり、ジャーナリストや人権活動家の自主規制に繋がります。

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日本の総務省がサイバー空間規制に着手するための提言を行った後にこの法律が生まれました。このガイドラインは、影響力のあるニュースサイトを抑制するために、印刷版の新聞や放送局のチャンネルに対するものと同様の規制を課すものです。「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会 最終報告書」と題されたこの報告書では、「具体的な有害性の判断について、ISP等では現実的には個別に判断することが困難だという問題点が指摘されており、現行の自主的な対応では十分ではなく国の積極的な対応が必要との声もある」としています。

当時の安倍首相がメディアの自由を規制したことで、不安感も生まれています。2016年、フォーリン・ポリシーは日本政府が大衆の声を強引に取り締まっていると報告しました。

3人の発言力のあるテレビキャスターが不可解に降板させられ、これは政府が仕組んだものであると一般に認識されていますが、この主張を検証する客観的な方法はありません。国内最大のリベラル派新聞社である朝日新聞もトーンダウンを余儀なくされました。

このような状況を受けて、国連は、ジャーナリストや教育者、政府関係者との面談を通して、日本における事実調査ミッションを行いました。ミッション終了後、「日本の報道の独立性は深刻な脅威に直面している」との声明を出しました。

デビッド・ケイ国連特別報告者は、「様々な分野において、社会情勢が急激に、そして深刻に誤った方向に進んでいるとの深く真摯な懸念が寄せられた。これはメディアの独立性という点で特に顕著である」と述べています。

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報告の翌日、パリに拠点を置く「国境なき記者団」による報道の自由度ランキングで、日本は調査対象となった180ヶ国中、11ランクダウンの72位となりました。

さらにフォーリン・ポリシーは、情報機関である内閣情報調査室が、事実調査チームに協力した現地の弁護士の動きを追跡することで、この国連ミッションをスパイしていたと付け加えました。アジア最大の民主主義国家であることを誇ってきたこの国にとって、このような事態は憂慮すべきものであり、今後の展開を示唆するものかもしれません。

とはいえ、この新法に基づいてメディア関係者が正式に逮捕された事例は現在のところはないと強調しておきます。ただし、国家機密の漏洩には、最高で10年の懲役刑が科せられます。

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